教会紹介


教会紹介
History


沼津聖ヨハネ教会の歴史



1888年(明治21年)

1888年(明治21年)に沼津の地で伝道師・栗原素行によって開始された宣教の業は形となって実り、1907年(明治40年)発行の『沼津町全図』によれば現在の上本通り沿いに「聖公會」の名称を見ることができます。これこそ、1901年に献堂された「沼津聖公会」の足跡で、当教会にとって最初の聖堂でした。この聖堂新築により、教会の名称を「沼津聖約翰教會」(ぬまづせいよはねきょうかい)に変更したと考えられています。 残念ながら、1913(大正2)年1月にこの聖堂は1度目の大火によって焼失してしまいました。しかし、同年10月には2代目となる聖堂を献堂しています。しかし、その2代目聖堂も1926(大正15)年に沼津大火災によって焼失してしまいました。


1927年(昭和2年)

ミス・サマベルら英国人宣教師の助力を得て翌年の1927年(昭和2年)12月24日に当地に石造りの立派な聖堂が建てられます。現在の地に教会が移ってから2年後の1929年4月には、教会付属の施設として四恩しおん幼稚園(現、学校法人聖公会ヨハネ学園四恩幼稚園)を開設しています。宣教の業として始められた幼稚園は、沼津市で最も古い幼稚園として地域に愛され、親子4代にわたって在園の経験があるというご家族も生まれています。 しかし、この石造りの当地での初代聖堂は1945年7月、空襲により焼失してしまいます。


1950年(昭和25年)

都合3度の焼失によって聖堂を失った沼津聖ヨハネ教会は試練を前にしても諦めることがありませんでした。焼け跡の片付けは、当時、主任牧師であった山崎亀三司祭の仕事となり、新しい希望、何もかも新しく始めるという喜びに燃えての作業であったようです。人びとは物資のない中で、石造りの聖堂を心に秘めながら、血の滲むような努力によって、当地での2代目の聖堂を再建しました。この2代目となる聖堂は1948年に再建され聖堂玄関の『聖別之證』には「救主降生1950年日本聖公会南東京教區主教ライト前川眞二郎」と記されています。


1996年(平成8年)

1950年以降主聖堂として祈りの場としての役割を果たしてきた2代目聖堂は、1996年(平成8年)に改修され現在の聖堂の形となりました港町である沼津の波をモチーフにした設計がなされており、聖堂玄関のステンドグラスには旧約聖書の物語が描かれた美しいステンドグラスが設置されています。絨毯張りの心があたたかくなる礼拝堂です。 沼津にお越しの際はぜひ、当教会にお立ち寄りください。


































TEL: 055-962-5471

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